砂漠を中心に世界の極地で行われるレースに7回も参加しています。
なぜ、過酷なレースに繰り返し参加するのか?
その理由をお伝えします。
サハラ砂漠の大砂丘にて(2012.10)
理由1 観光とは全く違う環境
初めてサハラレースに出場する前は、
「過酷なレースに一生に一度くらい出るのもいいかな」
くらいに思っていました。
アフリカに行くのも初めてだったので、レース前にエジプト観光もしました。
観光ではナイル川クルーズをし、ルクソールやアブシンベルも訪れました。
この時期のサハラは思ったより涼しいし、レース完走も意外と大丈夫かも、
と考えたのを覚えています。
レースの集合はカイロのマリオットホテルでした。
宿泊して翌日、集合しブリーフィング、装備チェックしてから最初の宿泊地まで
バスで向かいます。
10人のテントでシュラフで寝るのも思ったより快適で、しっかり寝てスタートを迎えられました。
しかし、スタートして数時間後には人生で味わったことのない
暑さを体験し、熱中症でドクターストップ、DNSになります。
「意外と大丈夫かも」なんて思っていた観光の時と全く違う本当の自然に触れた
気がしました。
空調の効いた車でさっと通り過ぎてしまうのではなく、
私は自分の足で体でこの自然を味わいたいと。
理由2
初めてのサハラレースにはNHKの取材班が同行していました。
お笑いタレントのワッキーさんもサハラマラソンに挑戦したのです。
ワッキーさんだけでなく、世界中から集まるメンバーは皆、
個性的で、魅力的で、私の世界を大きく広げてくれました。
そういう環境に身を置くことがとても心地よく、
また参加したい、という気持ちになりました。
理由3 リアルロールプレイング
参加した日本人メンバーと話したのは、リアルロールプレイングゲームだということ
戦略、道具、体力、仲間など、ゲームの世界ではなく
自分の体験として、でも日常生活と離れた環境で行える。
自分で選択し、成長してゆく体験が何より楽しかったのです。
編集後記
今週はともかく毎日、記事アップします。
続けるうちに、うまくできるようになると信じて