「最近どうも体調がすぐれない」というクライアントのお話をお聞きしていると
「よく眠れなくて」
「寝つきが悪くて困ってます」
と言われます。
病院にかかるほどでもないけど、本人としてはとても困っているのです。
解決策の一つ、軽い運動をオススメする理由をお伝えします。
現代人は運動不足
厚生労働省の調査(平成28年「国民健康・栄養調査」の結果)によると
日常的に運動をする習慣のある人は男性は35.1%、女性27.4%
男性の3人に2人、女性の4人に3人近くは運動する習慣がなく
日常生活だけでは、多くの人が運動不足です。
大きな精神的な疲れに対し、肉体的な疲れが少ないアンバランスは不眠の原因になります。
簡単なことから始めよう
困ってはいても、ジムに通ったり、毎朝ジョギングするのは
ハードルが高いなら
・意識してエレベーター、エスカレーターではなく階段を使う
・最寄駅の一駅前の駅で降りて歩く
・気分転換に散歩する
・お昼休みにストレッチしてみる
この辺りからできることを探してみましょう。
適度な運動をすることで心地よい疲労感を得られます。
ですが私は、クライアントと話す中で違う効果を感じています。
運動の副次的な効果
眠れなくて、疲れが取れず困っていたクライアントでも、
・少し遠回りしてみたら知らないきれいな公園を発見しました。
・靴がくたびれているのに気がついて、久しぶりに新調しました
・楽しそうにジョギングしている人を見て、自分もやってみようかと思いました。
・私の真似をしてストレッチする人が出てきたんですよ。
など、不眠で困っているという相談を忘れて、
嬉しそうに話されます。
こうした感情の変化が不眠の解消に繋がっています。
「疲れているのに運動なんてそんな面倒なことしていられない」
と頑なになっている方より、はるかに早く不眠の悩みが解消するのです。
あえて問題ばかりを考えない
何かに困っていると、そのことばかり考えがちです。
考えてもなかなかうまくいかないのなら、行動を変えてみましょう。
行動が変わると、感情が動き、目に入るものも、体の感覚も変わります。
「気がついたら、問題が解消していた」以外とこういうことが多いのです・